復讐心という爆破物の処理

11月もまもなく終わり。

今月は蠍座で水星逆行の影響もあって、蠍座ゆえに心の闇や・過去の出来事のダークサイドがザップンザップン、あふれ出しましたね。

不安、恐れ、焦り、絶望感、怒り、悲しみetc……と、感情の振幅が激しかったのではないでしょうか。

私も手放しても、手放しても、ときおり復活してくる親族にまつわる怒りや悔しさがまたも復活して、なんなら「過去がああだったから、きっと未来もこうだ」と、まだ起きてもいない「腹の立つこと予想」をしている自分を、

「これってアディクションだよねぇ……」と冷静に眺めつつ心底、呆れている自分もおりまして(笑)。

「このパターンがネックやねん。手放すには、どしたらいんだべ?」と、途方に暮れていたんですよ。

そこで諦観して、この2年ですっかり習慣になった「ハイヤーセルフとつながる」エネルギーワークを始めたところ、上から流れてきた光のエネルギーに浸って「自分」の輪郭が消えた頃に「復讐心がある」という言葉が湧いてきました。

そして「それは過去世から持ち越したものだ」という声というか……明白な感覚がパッと湧いたんですね。

それが……まったく驚きもなく、すんごい腑に落ちちゃって。

ああ、そうだ。復讐したかったんだー。うん、そうそう。したかった、したかった。ボッコボコにしてやりたかった!と、声に出して納得する私。映画の『クローズZERO』とか、すごいワクワクして見たもんね。

そう……なんだか私、すごーくデカい復讐心を持ってたんですよ。こいつを投げれば一発で敵を玉砕できるぞって感じの強烈なヤツを。だけど、余計なカルマは作りたくないですから、そんなの人には投げません。だから苦しいわけ。じっと抱えてるから(笑)。

過去に数人のチャネラーさんから「あなたは過去世で自分は悪くなかったのに、とても酷い目にあっている」「過去世で裏切られて暗殺されている」と言われたことがあって、その記憶を思い出せないまでも、なんとなく「存じ上げております」という感覚があったのですね。そういう理不尽はよく知っている、という。

私が日和見主義者や、いじめを傍観することでいじめに加担しちゃうタイプの人を好きじゃないのも、そうした過去世の影響があるのだろうなと。

ま、その過去世なのか、はたまた別の過去世の影響なのかは分かりませんが、私は未消化の復讐心を「今度こそ解消しよう」と今世に携えてきたようで、そのためにふいに腹立たしい妄想がわいたり、ムカつく現実を作りだしていたようなんです。

「なーんだ、復讐心だったのか」とカラクリに気づいたら、憑き物が落ちたように心が軽くなっちゃって。ハッハッハーと一人で大笑いして猫に引かれました(笑)。

そして「現実はすべて自分が作っている。自分の現実に起きる出来事も遭遇する人も、作りだしているのは自分」という宇宙法則の基本中の基本が、 パズルの最後のピースみたいにスコーンと心にはまりまして。

忘れられない出来事も恨むほどの相手も、全部自分の創造物なら加害も被害もありえない。「あらら、変なもん作っちゃったなー」で終わり。

ほんとにこの現実ってすべて幻想で、気に入らない幻想は、気に入る幻想に変えればいいだけなんですね。宇宙ってシンプルなんだ……OMG。

そう思って朗らかな気持ちで寝たら、翌朝、腕や脚に棒で殴られたようなアザや、火傷の後みたいな斑紋がいくつか出来ていて……(痛みはない)。深いトラウマ的な感情をリリースすると、その感情を味わった時の体調がヘルペスなどで再現されるのは、過去にも経験したことがあるのですが、今回は生々しすぎてヒョーッ!

本当にこういうことってあるんですよ。すごいよね、エネルギーって。

この「復讐心のリリース」は、今世の私の重要な課題だったらしく、あの晩以来、腹わた煮えかえる過去の出来事とか、その当事者とか、全然思い出さなくなってしまいました。いや、現存してるし、話もしてるんだけど、同じ人はもういないというか。

なんかこう……すっかり飽きたおもちゃみたいに意識が向かないのです。ははは、すっきりしたわ。

今回は「復讐心」という年季の入った爆弾をハイヤーセルフのサポートのもと、一人で廃棄した「爆破物処理班な自分」に拍手を贈ろうと思います。私、グッジョブ。よくやった!

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