思ったことを言うことの大切さ――乙女座の満月

2/27は乙女座の満月でした。
今回の日本の満月チャートを読むと、これから次回の新月までの2週間は「世論の力」「民衆の力」がとても大きくなるようです。

もう7~8年間、新月・満月チャートを見続けてきていますが、こんなに「民衆」が主導権を持つのは初めてかもしれない、日本のチャートでは。

そして、この「民」の意識が向かう先はというと、医療・健康問題、官僚システム、労働問題。これ以上、説明しなくても、あ~なるほど……って感じでしょう?

人間の人生は、自分の欲求と選択によって幾通りもの未来があり、その「選択」どおりに動いていきますが、組織や地域、国も実はまったく同じです。
そこに属する人々の意識と選択次第で、集団が体験する未来は変わりますし、私たちは集合意識でお互いに影響しあっているため、自分が属する集団の「進路決定」に関わっていない人は一人たりともいません。

だから集団の大小に関わらず、主人公は間違いなく一人ひとりの「個人」なんですよ。


そして、今回の乙女座の満月は「表現することの大切さ」を伝えてきています。

稚拙であっても、まとまっていなくても、みんなと違っても「私はこう思う」「私はこう感じる」と表現することによって、初めて自分という存在が、この世に存在することになる。だから、臆せず表現してごらん。

「自分の正直な考えや思いを表現すること=宇宙の中の一つの星として輝くこと」だよ

――そんなメッセージを発している満月ですね、今回は。

さて、私は今回の満月チャートを見ていて思い出したことがありました。

中高時代の話ですが、同級生を見ていて「相反しているように見える”自己主張”と”協調(調和)”は両立するんだ!」と感動したことがあったのです。

私のいた学校は、通学圏内だけでなく、日本各地と海外からの生徒(帰国子女や留学生)も多く、生徒のバックグラウンドと考え方がバラバラ。ゆえに意見が割れることが日常茶飯事で、その日も「文化祭の出し物と制作方法」という議題で2時間近く、HRをしてました。

ロジカルに畳みかけてくる欧米豪からの帰国子女勢はなかなか妥協しないし、負けじと主張するも論点がズレまくる国内組も多くて、私はその日も「早く帰りたい……」と思いながら、まとまらない議論を眺めていました。

HR開始から2時間が過ぎ、疲れ果てたマジョリティはよりラクそうなA案に賛同。最後は「難易度高いけど効率的」とB案を推し続けていたO君を、数の力で説き伏せてA案に決めました。

そして、私が感動したのは、この最後の最後にO君が放った言葉と、その後の対応。

彼は「それでも俺はBの方がいいと思う。でも、みんながどうしてもAがいいなら、みんなに合わせるよ」と言い、後日の制作作業に淡々と加わったのです。

COOL!!!

主張することや議論を「勝ち負け」のように考えている同級生が多い中で、彼は議論の目的を見失わなかったし、きっぱり主張するだけでなく協調もできるあたりがとても大人。カッコいいな、私も真似しようと思いました。

そして後日談。
制作に取り掛かったところ、やはりO君提案のB案の方が良いことが判明。そして「実は俺もBがいいと思ってたんだー」と言い出す子が続出(笑)。

この件で、O君の株が急上昇したことは言うまでもなく、彼は「日本語のボキャブラリーが少ないために寡黙な男子、ではなく、賢く芯が強いCOOLな国際人」と目されるようになりました。めでたし、めでたし。

あ、そういえば彼は乙女座だった気がする。乙女座って、自分が正しいと信じたことに関しては一途で真っすぐですよね。

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