一つ前の記事の続きを……と思ったら、今日は満月じゃないですか! なので、予定変更で本日の「山羊座の満月」について簡単にお話を……。
今日の満月は「今まで強く抱いてきた感情が形になる」という性質を持っています。
占星術的な面から解説すると、今日は太陽が蟹座、月が山羊座にあって、同じく山羊座の土星と重なっています。
これはそれぞれの天体がお互いを強めあっていて、月(感情・感受性)と土星(具現化・課題・試練)が全くブレなく力を発揮するということ。
実は月にとって山羊座はちょっと苦手な「エリア」で、心が固くなりやすいのですが、今回は土星と重なっているせいで、今年に入ってから最も強く感じてきた感情・気持ちが「結果・成果を生む節目」となっています。
エネルギーの観点から言うと――いわゆる「引き寄せの法則」ですが――強い感情を伴う期待や不安(妄想も)は具現化されやすいんです。
だから、せっせと叶ってほしいことを書き出しても、それ以上に強く「叶わない未来」を恐れていたら、そちらが現実になるんですよ。
ですから、いま何が「形」になっているか、「現実化」しているか、自分の現状を眺めてみてください。今日は自分がこの半年、何に意識を注ぎ、気持ちを昂らせてきたか、ハッキリ見えると思います。
私は今晩のサッカー日本代表「ポーランド戦」と「明日、働き方法案が成立する」ことが気になりました(山羊座は制度、システムを司る星座)。
なお、今回の満月でうれしい出来事が起きた人は、この半年、きちんと自分の心の中にある恐れと向き合って、自分の課題や試練を乗り越えてきた人だと思います。
(昨年末から土星が山羊座に入って、恐れとともに課題を浮かび上がらせているから)
「恐れ」や「不安」って嫌われ者で(笑)、みんな「そいつ」が自分の中にいるのを見たくないから、過剰な快楽や消費に依存したり、誰かに自分の恐れをぶつけて(=攻撃orいじめ)紛らわそうとしがちなんですけど、「恐れ」や「不安」は自分自身で向き合わない限り消えません。
昨今の日本は会社内、家庭内、ネット上など、あっちこっちで執拗な攻撃やいじめの話が登場しますが、結局のところ、みんなして「自分自身の恐れ」を見て見ぬふりしてるから、こういう状態なんじゃないかな。
いじめや攻撃をする人って「類は友を呼ぶ法則」で、自分と似た人を引き寄せます。
すると、今日は自分が攻撃する側だけど、明日は自分がいじめられる側……と因果は巡り、恐怖で支配されたネットワークから抜けられなくなる。
こうなると常に臨戦態勢で落ち着かず、ますます自分と向き合えなくなっちゃうんです。
これってすごく無益だと思うんですよね。そうこうしているうちにどんどん歳をとるって……。
今日は土星が心の中の「恐れ」を強調しているので、先々の不安などが増幅しがちかと思いますが、そもそも、その「恐れ」はどこから来たものでしょうね?
「恐れ」にくっついている紐をたどっていくと、「恐れ」を使って自分をコントロールしている存在や概念にたどり着くと思います。それって、まだ必要ですかね?
そこが分かると、感情的な拘束が外れて、自由になる――つまり、自分の力を自身に取り戻ることができるし、人生で「具現化したいこと」と「手放していいこと」がはっきりすると思います。
ほんとに1年の節目となる満月。みなさま、良い週末を!