本日は最近の私の気づきのシェアです。
友人に、会うたび「大変な状況に陥っている自分を嘆く」人がいます。
最初は「そりゃ大変だね」と、親身になって話を聞き、求められればアドバイスもしていたのだけど、だんだん彼女のパターンが見えてきて、私は何も言わなくなりました。
かいつまんで言うと、なんでそっちを選ぶ⁉ なんでそういうことする⁉って(私が)驚く方、驚く方を選び、自ら苦しみにはまっていって、そういう自分を嘆く……の繰り返しなのです。
どうしてそうなっちゃうのかなぁと思うし、本人も「繰り返されるパターン」を止めたいみたいんだけど、いざ行動すると、やっぱり同じパターンを選ぶんですよね。
「うん、わかった。そうだよねー」と言いながら、次に会うとやっぱり清水の舞台から飛び降りている(笑)。
その結果、生まれ変わったように軽やかに飛躍するのならいいのだけど、結局また「深海に沈む」状態になってたりするので、私はその学ばなさに若干引いています。
でも、嫌な人じゃないし、すごく能力もあるのに、なんでそうなっちゃうのかなーと、気になるわけ。
そこで、私の『上の人』に聞いたところ、彼女は自分の意志を100%尊重された経験が少ないのですって。だから、その抑圧された思いが溜まっていて、上司や、自分より上の立場の人から従うように促された時に、無条件に反発しちゃうらしいのです。
また、友人知人からのアドバイスも、自分の望みと少しでも食い違っていると「自分を抑えつけるもの」と受け取るらしく、「そうだよね。分かった。ありがとう」と言いながら、その逆の行動を取ってしまうのだそう。
「自分を尊重する」と「我を張る」の区別がついていない、と。
だから「何も言うな。自分のことは自分で決めて、その決定に責任を持つことが魂の成長につながる」と言われました。
なるほどねー。怖いなぁ。無条件反射。
世の中には従う必要がない命令やルールもありますが、どうでもいいことにまで噛みついていたら、物事がうまく回らなくなるじゃない?
そこはケースバイケースで、流しておけばいいことも多いし、なぜ自分が「そこに引っかかるのか」を理解することが大事だと思うんだけどー。
とにかく、本人が自分のパターンに気づかない限り、変わらないそうなので、私は放っておくことにしました。
深海に沈んでいるのを見ると、私は一緒に潜っていって引き揚げたくなっちゃいますが、それはあかんのですって。
自分は光が燦々と降り注ぐ海面にぷかぷか浮いている状態でいないと、沈んでいる人は引き上げられないというか、本人が自ら浮かんできたら、手を伸ばしてあげるだけでいいんですって。
また、気が済むまで沈んでいたい相手を「無理やりにでも引き揚げたい」という発想が傲慢だった、とも思いました。余計なお世話だったかも。
傍から見ると大変そうなんだけど、本人にとっては大事な学びで、ドラマチックな旅の途中。そう思って、相手の力を信じて見守ることが大事なんですね。