最近「失敗した」と、はっきり自覚した案件がありました。
それは、ここ数年ずっと私が抱えてきた個人的なプロジェクトでしたが、仕事と同時進行で進めることが難しく、
登山に例えていうなら、5合目までは行けたけど、その先が難しく……
そうこうしているうちに私の中で「それ」がすっかり古びてしまい、まるで情熱が湧かなくなってしまい、無理くり頑張っても「違うわ」「ダメだね」という感覚しか湧かず、
ついに、ああ、これに関してはできなかったな~と、認めたわけです。
「それ」は私自身がやりたかったし、仕事関係の方たちかも「絶対、やったほうがいい」と強く勧められていたことだったのに!
何度もチャンスをいただいていたのに活かせなかったなぁ……と、
「ものすごく残念な思い」が強く、昨日はベッドにひっくり返って「あー悔しい! なんでできなかったんだろう! ほんと悔しい!」と嘆きながら、文字通りジタバタしていました。
すると、リビングからうちの猫さん来たる。
「どうした? 飼い主」
と、顔を覗き込むので、
ほんと悔しくてさぁ。もう、どうしてくれようって感じだよー、と愚痴ったら、
「おや、では僕がぐるぐる言ってあげよう」と、私の腕を枕に隣で丸くなり、ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる……………
それを耳を傾けているうちに、私の呼吸はゆっくり深呼吸になっていき、体と脳の緊張がほぐれてリラックス~。
ま、いっか。情けないけど許してやるか、できなかった自分も。と、思えてきました。
猫さんは引き続きぐるぐると、喉を鳴らし続けています。
今日はすごい、ふわふわだねぇ。今日のひなたぼっこナイスだった? と、背中を撫でながら話しかけると、
「うん、気持ちよかったー」と、頭を腕にスリスリ〜。
そっかー、良かったねー。んふふふふ〜♪
私に呼応するように猫殿は「ふふふ〜ん」と笑顔で、お腹をみせてゴロリン。
そうして、猫がすっかり寝ついた頃には、波立っていた私の心も静かになり、軽やかで楽しい気分になっていました。
すると、心の奥から「別の道があるかもよ」小さなささやき声が。
あ、ハイヤーセルフ(内なる自己)!
このように心が静まっている時に突然やってくる軽やかなささやき声は、だいたいハイヤーセルフです。
その声を聞いて「そうだね!」と、目からウロコが落ちる私。
そうだよね。なんで道は一つしかないと思っていたんだろう? それしかないとか思ってたから、エネルギーが重くなっちゃったんじゃんね。
その一言で、すっかり気持ちが楽になり「後悔(=過去)」に縛られていた意識が「今」に戻りました。
さらに、就寝前に「私が知っておく必要のあることがあったら、教えてね」とハイヤーセルフに頼んで寝りについたら、今朝、目覚める直前に、
「やりたくてもできなかったのは、成せるだけのエネルギーがなかったから。
疲れていて、それをやるだけのエネルギーがなかった」と、浅い夢の中で声が響きました。
私は夢でメッセージを受け取ることが多いのですが、それはいつも覚醒間際にやって来ます。
あーなるほど。自分の状態無視で、ゴリ押しでやろうとしていたからだ。
自分を楽しませて、エネルギーを整えることが先だったのに。やらずに踏ん張っていたから、ますますエネルギーを消耗したんだ。
わかった。納得。もう、このパターンはやめるわ。
ハイヤーセルフ(内なる自己)は、こちらが心を開いて頼れば頼るほど応えてくれます。
そして、うちの(歴代の)猫さんたちは私がハイヤーセルフ、つまり宇宙とつながっていられるように、いつもサポートしてくれるのです。
ズレそうになると、すぐに引き戻してくれて優しいんですよねぇ、どの子も。
おそらく、一緒に暮らしている人間が宇宙とつながっていると、愛の状態でいるため、猫も心地がよいのでしょう(エゴがない動物は宇宙の流れと常に同調しているので)。
そして、飼い主が宇宙の自然な流れ(愛の状態)からズレてしまうと不快なので、異変を感じると寄り添ったり、鳴いたりして、おしえてくれるのだと思います。
人間が気づきにくいエネルギーの変化も感知して、教えてくれる動物は本当にありがたく尊い存在です。
あ、写真はうちの子ではありません。散歩中に出会った可愛い子です。