変化したいけど行動できない時は?

今「これからの人生が不安…」という漠然とした悩みを抱えている方は少なくないと思います。

パンデミック2年目ですし、突然の変化に適応できない or 時代の変化についていけるだろうか……と不安になるのは当たり前ですよね。

しかし、そういう悩みでご相談にいらっしゃる方と話していると、

いやいや、まだ、いくらでもやりようがあるよね?
むしろ、新しいやり方・可能性にチャレンジするチャンスかもよ

……と、思うことが多いです。

もう風の時代なので、例えば「テクノロジー(スマホやアプリ)は使いたくない」「コミュニケーションは苦手なんで」「変化するのは絶対、嫌」「決して自立したくない」などと言い続けていたら、それはやはり厳しい状況に追い込まれるかもしれない。

「地の時代」から「風の時代」への変化は、セーターとダウンジャケットで防寒していた冬から、いきなり真夏になるような変化なので、そのままダウンを着続けていたら、それは熱中症確定。

そこは冬の間に太った体のラインが出るのが嫌でも、ムダ毛の処理が追いついてなくても、気温に適応して薄着にならないと。

今、起きている時代の変化もそういう類のことで、適応すれば――冬には考えられなかった楽しい夏の――いろんな可能性が開けていきます。

だから、今までやったことがなくても、苦手だから避けてきたことでも「時代に適応する」という名目をつけて、思い切ってやってみるといいと思うのです。

ホントに今はチャンスなんですよ。
しれっと新しいことを始めたり、気になっていたことを試したり、苦手なことを克服するベストタイミングではないでしょうか。

来年はますます「自立・個の確立・スタート」の流れになるので、今のうちに準備しておくといいです、本当に。

しかし、ここで「でも、もし~だったら……」「私だって条件が整えばやるのに」「人に何か言われたら……」と、タラレバな「やらない理由」が次々に浮かんできて結局、行動できない方。

そういう方は「やらない理由/やれない理由」をエゴが囁きだしたら、間髪入れずにこう言いましょう。

「だから、何?」と。

また、あなたのやる気に水をかけるようなことを言われた時も間髪入れずに、心の中で叫びましょう。

「だから、何?」。

私たちのエゴって、変化が大嫌いなんですね。究極の現状維持マンで、ポジティブな変化を起こそうとすると基本、ストップをかけてきます。

また、あなたの足を引っ張る人々も、実は「無理。できない」と思っているあなたのエナジーを読みとって「君には無理じゃん?」と言ってるだけなのです。宇宙の法則でいうと。

ほら、揺るぎない自信があって、必ず有言実行するし、実績もバッチリある人に「できるわけないよ」なんて、誰も言わないでしょう?

1ミリの疑いもなく「できるし、やる」と思っている本人の自信を周りも察するから、むしろ喜んで実現のために協力しちゃうわけです。

だから、行動しようとした自分を止める何かが出てきた時には「だから、何?」と言って、否定的なその思い(エナジー)が自分に刺さる前に、止めちゃいます。

ほら、映画『マトリックス』でネオが四方八方から飛んでくる銃弾を、手のひらで止めてたでしょう?あんな感じです。

するとね、ダメージを受けないし、ニュートラルな気分で「いや、あなたがどう言おうと私はやりますの。お気遣いありがとう。でも、結構よ」と思えるから、淡々と行動できます。

自分を振り返ってみても、だいたい行動を起こせない時の根本理由は「やってみて、できなかったら恥ずかしい」「できなかった時に無力感を味わうのが嫌」なんですよね。

でも、それこそ「だから、何?」だと思いませんか(笑)。

「試しにやってみて得られる経験と、もしかしたら手にできる楽しさや大きな成果と、やらずに現状維持を続けた未来のどちらが豊かかよく考えてみろ、自分」と、私はときどきエゴに問いかけます。

自分が守り続けている「現状」や「プライド」は絶対に手放したくないほど素晴らしいの?それってどれほどのものなの?

それを手放して先に行けば(行動すれば)、もっと面白い世界が見られるんじゃないの?

そう問いかけると、だいたいの抵抗は「だから、何?」で済んでしまうと思うのです。

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