見抜く力

最近、大手中古車販売業者と損保大手の保険金不正請求事件が公になりました。

以前、noteの音声でも言った気がしますが、この事件に登場している損保は私にとって、ずーっと前から「なーんかこの会社ヤバい。この会社はなーんかあるぞ。仕事で取り上げたり契約したりしない方がいい」と感じる企業でした。

そして、ラジオCMでよく名前を聞いていた中古車販売業者の方も、私的には論外。車検や修理をお願いする業者さんを選ぶ際に、近所にあったとしても真っ先に候補から外す会社でした。

二社とも「どうして?」と聞かれたら、理由を答えられません。

ただ「なんか、やな感じ。なんか止めとく方がいい」と、感じるのです。直感が「とにかく、あかんあかん!」と言っておるのであかんのです。

また、こんなこともありました。
以前、友達同士でいろんな俳優さんについて話していた時、友人の一人がある男性の名前を挙げて「あの人、色気ダダ漏れじゃない?ホントヤバい。あの目がヤバい。佇まいもヤバい」と興奮気味に話し、他の友人たちも「確かに~。特にあの映画はヤバかったよね」と、盛り上がったのですが……。

私はその人が嫌いとまではいわないけど、なんだか気持ち悪くて、わざわざ見たくはない人だったため、一緒に盛り上がれない寂しさと疎外感を感じつつ、なぜみんなはあんなヤツが好きなんだろう⁉と驚きました。

あったこともない人を「あんなヤツ」よわばりするのはいかがなものかと思いますよ。でも、実際に2人だけで会ったら「あんなヤツ」と言いたくなる人のような気がしたのです。

そして、数年が経ち、その俳優さんは性的暴行で逮捕されました。やっぱりなー。なんかマズい方にヤバい人だと思ったんだよ。

と、こんな感じでたびたび私は、直感的に「これはダメ。あかん」と思った組織や人が「実際にあかんかった」という体験をしています。

もちろん「これは止めとく方がいいぞ」と思えば選ばないし、あかん!と思ったら離れるので、別段被害はなく、自分の「見抜く力」への信頼が増すのみです。

そういえば、仕事の契約をする直前に「あ、この会社は経営が上手くいってない。もうギリギリのところまで来てる」と感じて、お話を見送ったこともありました――その会社はやはり間もなく廃業。
あのまま、お仕事をスタートしていたら、私も火の粉を被っていたでしょうから、先に気づけて良かった……。

もちろん、逆のバージョンもあります。
私は自分にとってのベストなもの&人を見つけるのが上手いようで、鍼灸院も、カイロプラクティックも、美容院も、車の整備屋さんも、めちゃくちゃレベル高いです。

本当に超上手くて誠実な仕事をする人、100%安心してお任せできる人だけを厳選してます。しかも、そういう人が都内一等地で開業していたり、ホームページの見映えが良かったり、セレブリティ価格かというとそういうわけでもないため、またまた数あるショップの中から、そこを発見できた自分に感謝☆

もはや、どこに行っても、自分にとって必要な「ベストな〇〇」を発見する自信があります。旅先でもすぐ見つけちゃうもんね。ハッハッハ!

さて、つらつらと自慢を述べましたが、この「本質/真実を見抜く力」は誰にでも備わっています。備わっているんだけど、ハイヤーセルフとつながっていかないと起動しないのです。

なぜなら、エゴ(我々の脳)には本質や真実を見抜く能力はなく、見抜くのはハイヤーセルフだから。エゴにできることは非常に限定的で、エゴの判断基準は過去のデータのみ。だから、データに現れていないことは見抜けないのです。

私は小さい頃から見抜く方でしたが、大人の社会は嘘が多くて、見抜いちゃうとマズいことが多いでしょう?見抜くとだいたい怒られるし、理不尽だなぁと思う展開になりがちで……。それで、だんだん言わなくなり、全然そう思わなくても同調する術を身に着けて、ぼやーっとした日々を送りました。

しかし、大人になって自立して、ハイヤーセルフとのつながりを取り戻していったら、頭がすっきりして「本質/真実を見抜く力」も復活してきたのです。

この能力は、人生のあらゆる場面で便利です。
人間だけでなく動物に対しても使えるため、動物が何を感じていて、何を望み、何を言いたがっているかも分かるようになります。動物と話せるようになるので、ペットがいれば毎日が蜜月 ♥
人間と動物がおしゃべりする童話みたいな生活がデフォルトですわ。

デリケートな問題を抱えている人と話す際に、先に事の本質を見抜いて相手が言いにくいことを言わせないですむあたりも良いなぁと。

『風の時代』は透明性の時代ですし、みんなが嘘偽りのない真実だけで生きられる日もいずれ来るのでしょうけどねー。そういう時代が早く来ないかなぁと願いつつ、そうなるまではこの能力をさらに磨きつつ、フルに使っていこうと思います。

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