プロとしてやりたい人へ

今日はタイトルどおり、プロとしてやっていきたい人に向けた話です。

SNS全盛の今の時代は、好きなことを仕事にするハードルが低くなりました。

特に子育て後が一段落して「職場復帰は難しいし、また勤め人になりたいわけではない」と思った方が、特技やスキルを生かして友達ネットワークの中から仕事を始めるケースも多いですよね。

この間も友達限定で特技を教えていたのが、どんどん評判になって、いまや年商ン億円の会社の社長です……という「元専業主婦」の方が番組に出ていました。

これからこういう展開が普通になっていくと思うんです。いい時代!

しかし、同時に「友達ビジネス・SNSビジネス」の難しさを相談される方も増えてきたので、感じたことを書きますね。

「自分の特技を生かした仕事」を友達相手やSNSの知り合い限定で始めたとき、最初は「いいね!」をもらうのがすごくうれしいと思うんです。

でも、認められたのがうれしくて、自分の望む対価より割安な友達価格でやってあげたり、関係性をキープするために無理を聞いてあげたり、相手の提供するサービスを(欲しくないのに)買ったりしていると、だんだん面倒に……なるでしょ(笑)。

「あれ? 私、何がしたかったんだろう?」と、思う段階がいずれ来ます。

この段階になったら、自分は「承認欲求が満たされることが重要」なのか、「プロとしてやってきたいのか」を見極める必要があります。

前者ならそのままでいいと思うのですよ。何の問題もない。

でも、プロとしてやっていきたいのなら、知り合いだけでなく、全く知らない人にも満足してもらえるサービスを安定的に提供できるよう、自分の状態を整え、ずっと成長を続けていく必要があると思う。

それが”知り合いの輪”に守られていない一般マーケットでやっていくベースというか、プロってそういうものだと思います。

最近もそんなご相談があったんですけど、特技を仕事にしたい人は、自分はどっちのタイプなのか、一度考えてみるといいんじゃないかな?

で、もし「プロとしてやりたい」のなら、「友達だから」は潔く振り切り、スキルにふさわしい対価を要求するほうがいいですし、自信をもってそうできるだけの努力は続けましょう。

私も、私がこういう仕事をしていることを知っていて、施術中に重〜い内容の相談をしてくるセラピストの知人とかいるのですが、そういう人のところには……行かなくなりました(笑)。薄く友情は続いてますが。

だって、私が対価を払い、リラックスしてエナジーチャージしたいのに、めっちゃ言葉を選んで気を遣い、逆に疲れるじゃん! なんで客のヒーリングタイムを自分のために使うのじゃ。

こういう人は「これで良し」と思っているレベルがちょっと低くて、私には好ましくありませんが、サービスのレベルより「何でも愚痴を聞いてもらえる」とか「予約の無理がきく」を重要視するお客さんもいるからね! だから、それはそれでいいのだ。

ん~私は卓越したプロが好きというか、もはや「プロマニア」なんですよね。

結果的に、セラピーも整体も獣医さんもケーキ屋さんも、確実な腕を持っていて、スキル更新の努力も惜しまず、人柄も素晴らしい人のところに通っています。 私のプロリストはすごいよ(←何の自慢 笑)。

自分も勉強になるし、プロの技って一種のエンタメですから「ほぉ~素晴らしい」と感動するのが楽しいし、良い刺激になります。プロ大好き♥

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