突風に巻き込まれずに自分軸

おや、タイトルが5、7、5。俳句のリズムって気持ちいいですね。

それはさておき、首都圏はまた緊急事態宣言ですが、星も動きます。1/7から火星が牡牛座に入り、翌1/8には水星が水瓶座入り。

1月中旬~下旬にかけて、水瓶座の天体群と、牡牛座の天体群が「地の時代を乗り越えて改革していく」動きを加速させます。

これから2月いっぱいは、結構「突風」かもね。でも、私たちはのみこまれずに超然としていましょう。

不安なときに、不安な気持ちを吐き出してホッとするのは良いのですが、ずーっとその調子で「不安、不安」と言い合っていると、渦にのみ込まれて、みんな沈んじゃうんですよ。

ほら、すべてはエネルギーだから。

不安の波紋が大きく広がれば、波乱の渦も大きくなって、巻き込まれる人が増えるのです。

だから、こういうときは世の中がどうなろうとも、「冷たい人だ」と言われようとも、ふふふーん♪ とマインドフルネス状態をキープしているほうがgood。

マインドフルネスな穏やかさも「波動」ですから、そういう人が一人いると、自然と周囲も落ち着くのね(その人のリラックスした波動に同調するから)。

ゴロゴロ言いながらご機嫌な猫がいると和むでしょう? あれと一緒です。

で、マインドフルネスな状態でいると「上(ハイヤーセルフやガイド)」とのパイプが開通するため、自分にとって最適なガイダンスが降りてきやすくなります。

『ハイヤーセルフとつながるワーク』の音声でもお伝えしましたが、宇宙の流れと一致した最適な答えは、マインドフルネス状態か、完全に思考を手放して「無」になっているときにしか降りてきませんの。

以前、ローマから帰国する時に、アリタリア航空の便が機体不良で延泊となり、翌日の便で帰ったことがあったんです。

そのハプニングの際、飛行機に2時間半閉じ込められた後「降りてください。ホテルに案内します」と言われてから、バスに乗るまでが長くて。バスに誘導するはずのスタッフは途中で消え、別のスタッフに「こっちに来て」と言われて列に並べば、バス1台が満席になったところでスタッフはgone。いつ、誰が、どのバスに誘導してくれるのかがちっともわからないまま、数十分が経過し、日本の秩序だったオペレーションに慣れている我々乗客は、一様にイライラしていたのです。

仕方がないので仕事仲間としばらく突然の不運を嘆きあい、要領を得ない航空会社の悪口を言いあって時間をつぶしました。

しかし、トゲトゲしたムードは疲労に拍車をかける。私は疲れたのでトイレに行くついでに集団から離れ、空港の片隅でしばらくボーッとすることに。

すると「いかにもイタリアらしい災難で、お土産話としては使えるな……こういう時のホテルってどんなところだろう?それも興味ある」と、だんだん愉快になってきました。そして、何を見るともなく周りを見渡したら、構内の右端に動いている1本の列が。

「あれはもしや?」と近くまで行き「キャンセルになった成田行きのバス待ちの列ですか?」と並んでいる人に尋ねたら「そうです」と。

そう! いつのまにか新たなスタッフが現れて、新たなバスに乗客を誘導し始めていたのです。特にアナウンスもなく。

私は急いで仲間を呼びに行き、その3分後にはバスに乗り込んでいました。

翌日、同じ便の人に聞いたところ、私たちのバスが出てから3時間以上待った人もいたとか。我々が最初にいたバス待ちの一群は、そのまま2~3時間、空港で待たされたのだそうです。私たちはとてもラッキーでした。あれは悪口で憂さ晴らしするのをやめて、気分が良くなる場所&考えを選んだからこそ、発見できた幸運だったのです。

つまり、何が言いたいかというとね、不安になるような不測の事態の際は、イライラ・ムカムカ・クヨクヨムードの中に留まっていてはいけません。

不安や怒りのエネルギーに同調していれば、同じ周波数の情報しかキャッチできません。ですから、速やかにそこから出るか――その中に留まる場合でも――心地よくリラックスする方に意識を浮上させること。

気分が良くなって自分の発しているエネルギーが変われば、それに見合ったより望ましい選択肢が目に入り、耳に入ります。奇跡のように。

だから、周りの人が不安がって慌てている場合も、無理に同調しないほうがいいのです。同調しても誰のためにもならないから。

むしろ、常に心穏やかに、軽やかでマインドフルネスな状態でいれば、自分だけでなく、周囲にも恵みをおすそ分けすることができます。

この「何のメリットもない同調圧力に同調しないでいられるかどうか」が、これからはカギかもね。

*アリタリア航空の名誉のために付け加えると、私たちの帰国時はストライキ中で職員が足りていなかったのですって。翌日もストで出発時刻から3時間後に飛びました。でも、ローマ近郊のお洒落でもなんでもないベッドタウンが面白かったので満足です。

© 2017‐2024 KAORU.