プランBを選択する潔さ

仕事でも、婚活でも、創作活動でも、なんでもそうなんですが、
「私はこれを成したい(特定のポジションを得たい、出版したい、結婚したいetc…)」と明確な目標があって、達成に向けて頑張っているけど全然上手くいかないとき。

そういうときは、いつまでもそれに固執せずに、いったん手放す勇気も必要です。

あのさぁ……ナビタイムとか、乗り換えアプリを使っている人は分かると思うけど、電車に乗りこむ時間によって、使う路線が変わるでしょう?

スタート地点は一緒でも、途中で乗り換える路線がAになったり、Bになったりで、かかる時間も微妙に違うけど(場合によっては大幅に)、最終的には必ず目的地Cに到着するようになってますよね?

人生もこれと同じなんですよ。
やっぱりタイミングってあってね。

スタート地点で特急に乗れば、乗り換えもスムーズで、最速で目的地につくけど、特急に乗り遅れたり、乗っている特急が途中でトラブルで大幅に遅延したら、乗り換え駅で待っているはずの電車は発車した後で、しばらくホームで時間をつぶさなきゃいけないかもしれない。

だったら、最初に乗るつもりだった路線Aはあきらめて、もうちょっと遠回りでシートが固い路線Bに乗り、予定とは違う景色を見てから目的地Cに着くほうが「移動時間有意義に使える&最短」だったりするわけ。

それを「いや、絶対に路線Aで行くんだ。この路線以外は考えられない!」とこだわっていると、到着は遅くなるし、次の電車を待っているうちに天気急変→ホームに吹き込んできた雨風にさらされて風邪をひく……かもしれない。

そうやって、ゲームオーバーしてしまう場合もあるんですよ。

だから「こうじゃなきゃいけない/このルートじゃなきゃいけない」という考え方は、私は時間とエネルギーのムダだと思うし、何より「自分は必ず最善のルートに導かれるはずだから大丈夫」と自分の運命やハイヤーセルフを信頼していないよね、と思います。

これ、車を運転する人なら、分かるでしょう。
日によって、時間によって、ベストルートは違うじゃない?
ナビが言う「最短ルート」が最短じゃないことってよくあるよね?

回り道にもちゃんと意味があって、回り道をすることで、初めて見る景色や、初めて知る世界があり、自分の魂が満足する人生を歩むために「いま気づくべきこと」に気づけたり、「補充すべき経験」を体験できたりするんです。

だから、私は最短ルートしか選ばない人生や「こうじゃなきゃいけない」に縛られた人生は、ちょっとつまらないというか、旨味が薄い気がします。

そして、そういう在り方は結局、遠回りなんですよ。繰り返しますが。

「えー高速道路で行きたいと思ってたのに、通行止めなんだけどー。ムカつく―」と文句言いながらも、あっさり下道ルートに切り替えた人の方が、結局のところ、人生の旨味も味わいつつ、早く目的地に着いている。

いろんな方のセッションをしていると、そう感じますし、自分の経験からも、そう思います。

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