2018年はどんな年?② 天王星の移動

1月2日に書いた「2018年はどんな年?①」の続きです。

先の記事に「さらに、5月半ばには天王星も動いて、価値観がガラッと変わっていく」と書きましたが、何でそうなるかというと、天王星という変革・改革の星が7年ぶりに星座を移動するから。

約7年かけて1つの星座を移動する天王星が、滞在する星座を変えると、その星座が管轄している分野は変化にさらされ、古いものは改革されていくことになります。

今年5月に天王星が入るのは「牡牛座」。

「地(大地)の星座」に属する牡牛座は、物質を重視し、物質として確認することができる価値(お金、不動産、肉体、所有物、芸術品など)を重要視し、それに執着もします。

牡牛座のキーワードは「I have」なのです。

牡牛座のテーマは「何を持っているか(自分の能力や持ち物)」「何が素敵か」「何が快適か」。

持って生まれた能力を生かすにしても、何かを手に入れるにしても、目に見える「価値」に聡く、価値の高いものを手にしたい、提供したい(それによって富を得る)と望むのが牡牛座的世界です。

さて、その牡牛座に天王星が入るわけですから、当然、経済分野や、私たちの現実生活に変化が起きます。

まず「所有」の概念が変わるでしょう。

「シェアエコノミー」がますます興隆し、人々が「購入したい、お金を払いたい」と思うものが変わっていきます。

不動産、ホテル(観光)サービス、自動車、農業などの産業は、提供するモノ、サービスがアップデートされていくでしょうし、新業態が増えるはず。

「自分ち」の空間だけではなく、「街」自体を大きな共有の家のように考える人も増えてくるんじゃないかな。となると、街づくりも変わりますよね?

次に、小さい影響で済めば「お金の保有の仕方」、大きく出れば「資本主義経済自体の在り方」が変わると思います。

仮想通貨狂騒曲は今も続いていますが、無くなるということは絶対ない。紆余曲折しながら、やはり発展していくだろうと思います。

そして、資源問題。これは地中のエネルギーに頼り切る時代が終わって、やはりフリーエネルギーへシフト。「資源」とみなすものが変わり、生かす方法が生み出されるということ。

さらに、お金の稼ぎ方も変わっていきます。

個人が自分の才能や能力を「売りやすく」なると思う。つまり、企業に属さなくても、能力があれば世界中から顧客を得ることができるようになると思うのです。

今もモノづくり系の方々がネットを介して商品(作品)を売られていますが、そういう「物質」以外の「歌唱力、笑わせ力、ハッピーにする力」などのちょっとした才能も、バンバン売れるようになっていくと思う。

それを可能とするプラットフォームが次々に起きてくるでしょうし。

以上のことを踏まえると、きっと通貨に換金されないまま、やりとりされる「価値」が発生してきて、今までの市場経済から外れた形での「富の蓄積」と「自分が快適に過ごせる環境の構築」が起きてくる。

この流れを生かせるかどうかが、国や企業の発展 or 衰退にかかってくると思います。

天王星が移動すると、最初のうちはてんやわんやで、新しいスタイルのマイナス面ばかり強調されたり、昔に戻ろうとする動きが必ず起きますが、時は常に前に向かって流れるもの。

「執着」をやめるのも、牡牛座天王星期の発展のカギだと思うのです。

 

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